ネイルプレートトラスのメリット


ネイルプレートトラスを採用することで、従来の屋根架構の主体を占めていた小屋梁方式に比べ屋根構面の構造強度が向上することはもちろん、屋根荷重の軽量化や分散化も図られます。
また、外壁部が荷重を負担するために内部耐力壁の省略が可能となり、間取りなど設計の自由度も飛躍的に向上します。
50年、100年と長く使う家だからこそ、ライフステージの変化にも対応しなければなりません。
内部に耐力壁がないことで、間仕切り壁の撤去や移動も自由となり、リフォームが容易なこともトラスの大きなメリットです。

■剛性が高く、軽量であるために 地震に強い建物を実現

図1建物上部の荷重条件を小さくすることは耐震性を高める最大のファクターです。
乾燥材であるディメンションランバー(SPF材等)を構造検討に基づいて最小断面で構成されたネイルプレートトラスは、剛性が高く、かつ軽量な小屋組を実現でき、結果として耐震性能の高い建物が実現します。

■ライフステージ合わせたリフォームが可能に

図2最近の住宅は50年、100年といった長期にわたって使用されるようになってきました。
このように住宅の寿命が延びると、住まう人のライフスタイルも大きく変化します。
子供が小さいときは子供部屋を確保しようと考えますが、子供が独立してしまうと、細かく仕切った部屋は納戸に変身し、開かずの間になってしまうケースも少なくありません。

ネイルプレートトラスを使った小屋組や床組は内部に耐力壁を設置せず外壁間に架構することができます。
このようなトラス構造では、内部床構面に間仕切り壁を設置するだけで、ライフスタイルに合わせた間取りの配慮が可能となります。

内部に建物を支える耐力壁がないので、大空間のリビングを設置することもできれば、自在に間仕切りを設置していくつかの部屋を確保するといったリフォームを容易にできます。

ライフスタイルに合わせて間取りを変更する、これが住宅を長く使用することにもつながります。


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